すき)” の例文
花卉かきも面白いが、鬼の念仏や閻魔えんまさまが得意、お堂のわきへ台をすえ、寒冷紗やすき返しの紙に描いた自画の上へ、小石を置いて飛ばぬように並べて売っていた。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
うつして夷歌いかによみつゞけぬるもそのかみ大黒屋だいこくやときこえしたかどのには母の六十の賀のむしろをひらきし事ありしも又天明てんめいのむかしなればせきぐちの紙のすきかへし目白の滝のいとのくりことになんありける