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晷
ふりがな文庫
“晷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かげ
38.9%
ひかげ
27.8%
とき
16.7%
ひあし
5.6%
かげり
5.6%
ひ
5.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かげ
(逆引き)
何かしら薄ら寒いが、いい
凪
(
なぎ
)
である。明るいようでも
晷
(
かげ
)
りやすい日射し、照ってもまた光り耀かぬ黒い波濤の連続、見れば見るほど大きな深いうねりである。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
晷(かげ)の例文をもっと
(7作品)
見る
ひかげ
(逆引き)
今のように早く電燈がつかないから、夕暮の色が漸く濃くなるまで、
晷
(
ひかげ
)
を惜しんで明るいところへ机を持出しているのではあるまいかと思う。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
晷(ひかげ)の例文をもっと
(5作品)
見る
とき
(逆引き)
茶の間へ坐り込んで、厭な内輪ばなしなどに
晷
(
とき
)
を移していたお増は、行った時とは、まるで別の人のような心持で、電車に乗った。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
晷(とき)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
ひあし
(逆引き)
しかれども忘れられたる古墳を尋ね
弔
(
とむら
)
はんには、秋の彼岸には
晷
(
ひあし
)
既に傾きやすく、やうやうにして知れがたき断碑を尋出して
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
晷(ひあし)の例文をもっと
(1作品)
見る
かげり
(逆引き)
晩夏
(
おそなつ
)
の午後五時半の
日光
(
につくわう
)
は
晷
(
かげり
)
を見せて
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
晷(かげり)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひ
(逆引き)
門々
(
かどかど
)
の松は除かれて
七八日
(
ななやうか
)
も過ぎぬれど、なほ正月
機嫌
(
きげん
)
の失せぬ富山唯継は、今日も
明日
(
あす
)
もと
行処
(
ゆきどころ
)
を求めては、夜を
晷
(
ひ
)
に継ぎて
打廻
(
うちめぐ
)
るなりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
晷(ひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
晷
部首:⽇
12画
“晷”を含む語句
日晷
晷影台
晷景
笑語晷
“晷”のふりがなが多い著者
柴田宵曲
尾崎紅葉
北原白秋
徳田秋声
蒲原有明
若山牧水
森鴎外
永井荷風
中谷宇吉郎