“日晷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヒカゲ33.3%
ひあし33.3%
ひかげ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方にかうした日晷ヒカゲを追ふ風の、早く埋没した俤を、ほのか乍ら窺はせてゐるといふものである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此頃このごろ日晷ひあし滅切めっきりつまって、午後四時には燈火あかりが要る。うららかな日も、今日は午後からにわかくもって、夕から雨を催した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
多方おおかたもう十兵衛が来そうなものと何事もせず待ちかくるに、時はむなしく経過たって障子の日晷ひかげ一尺動けどなお見えず、二尺も移れどなお見えず。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)