“涵”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひた88.6%
うるお2.9%
たゝ2.9%
つか2.9%
みた2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“涵”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 評論 エッセイ 随筆80.0%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓11.8%
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術理論 美学10.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
わが歩みは檜の日かげより丘のはづれの小亭へ、そのかたはらの径を下りて睡蓮科の生ひひたれる小さき池のほとりへゆく。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その意味で、それがおそれを滲ませているかぎり、画布はいのちの中にひたり、いのちの中に濡れているともいえよう。
絵画の不安 (新字新仮名) / 中井正一(著)
そしてわれわれはわれわれを囲む真実を絶えず染みこまされ、それにうるおされることによってのみ、はじめて崇高なもの高貴なものを把握することができるのである。
真っすぐな白く削られた間柱まばしらや新しくかんなをかけられた扉や窓框まどわくは、特に朝、木材が露にうるおっているときには、清潔で風通しが良さそうな外観をあたえ、昼ごろには香りのたかい樹脂がそこからにじみ出そうな気がした。
邦家の事いづくんぞ長舌弁士のみ能く知るところならんや、別に満腔の悲慨をたゝへて、生死悟明の淵に一生を憂ふるものなからずとせんや。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
水につかつた桃林を、人は雨外套レインコートの襟をたてて足ばやに、暗いはうへ消えていつた。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
「あの空をみたしてゆく影は地球のどの辺の影になるかしら。あすこの雲へゆかないかぎり今日ももう日は見られない」
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)