薄暮うすくれ)” の例文
あぜに突き当たってうずを巻くと、其処そこの蘆は、裏をみだして、ぐるぐると舞うに連れて、穂綿が、はらはらと薄暮うすくれあいをあおく飛んだ。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)