“うすぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄暗52.8%
微暗29.2%
薄闇10.1%
薄昏2.2%
淡暗1.1%
幽暗1.1%
薄暮1.1%
薄柔1.1%
薄黒1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にはり人がりませぬで、四五りました。此湯昔風柘榴口ではないけれども、はいる一寸薄暗くなつてります。
年始まはり (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
云いたいことを云ってしまった女房は、やっと体が軽くなったので、土間へおりて微暗い処で、かたかたと音をさしはじめた。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
乾燥した藁束周圍つて、薄闇かられようとして屋根裏うた。それが迅速瞬間活動であつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それもはぬなら、チッバルトがてゐやる薄昏婚禮けてされ。
「ああそう」と虫の呼気のように応えたが、サモきまりが悪そうに受け取って、淡暗洋燈の光ですかして見たが、「どうもありがとう」と迷惑そうに会釈する。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
出札の河合は徒然に東向きの淡暗い電信取扱口からいては、例の子守女を相手に聞きぐるしい、恥かしいことを語りおうていたが、果てはさすがに口へ出しては言いかねるものと見えて
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
蚊帳ごしにれくる幽暗い豆ランプの灯影に映るその顔を、そっと知らぬ風をして細眼に眺めると、いほどざめた顔に色気もなくねた束髪の頭髪がぼうぼうといかかっていた。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
見て彼の旅人は驚きたる樣子にて小聲になり貴娘はお花樣にては無きや如何ので此家にと云れてお花は薄暮ければ面貌は知れざれど我が名を呼は不審なりと彼の旅人の顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
して超凡の人では無い………としたら、北側のスリガラスの天井から射込む柔かな光線………何方かと謂へばノンドリした薄柔で、若い女の裸體を見てゐて
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
渚にんで洗ひ物をして居る女もあつた。ひの岸へ渡つて並木づたひに上流へ歩みら市街の方を眺めた時、薄黒くなつた古塔の険しい二つのに桃色の温かい夕日がつて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)