“昔風”の読み方と例文
読み方割合
むかしふう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甥は何と思って清の自慢を聞いていたか分らぬ。ただ清は昔風むかしふうの女だから、自分とおれの関係を封建ほうけん時代の主従しゅじゅうのように考えていた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いたにはあまり人がりませぬで、四五にんりました。此湯このゆ昔風むかしふう柘榴口ざくろぐちではないけれども、はいるところ一寸ちよつと薄暗うすぐらくなつてります。
年始まはり (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
しょうは、おじいさんのそばへって、こしろしました。おじいさんのおし火鉢ひばちにあたって、昔風むかしふうふといきせるにをつけました。
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)