“むかしふう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昔風87.5%
旧風12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうは、おじいさんのそばへって、こしろしました。おじいさんのおし火鉢ひばちにあたって、昔風むかしふうふといきせるにをつけました。
とうげの茶屋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
室内しつないには螺旋ねぢゆかめられた寐臺ねだい數脚すうきやく其上そのうへにはあを病院服びやうゐんふくて、昔風むかしふう頭巾づきんかぶつてゐる患者等くわんじやらすわつたり、たりして、これみんな瘋癲患者ふうてんくわんじやなのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
先生があのようにおっしゃって下すっても、旧風むかしふう頑固かたくなで、私共の心をんでくれようとも致しませず、泣いて訴えましたけれど、許してくれません。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)