“うすくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄暗80.8%
微暗11.5%
薄闇7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのぢよ小使部屋こづかひべやまへとほりかゝつたときおほきな炭火すみびめうあかえる薄暗うすくらなかから、子供こどもをおぶつた内儀かみさんがあわてゝこゑをかけた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
女房がまた体を揺るので、主翁はしかたなしに起きて、蒲団ふとんの上にしゃがみ、ねむい眼をしょぼしょぼさした。微暗うすくらい電燈の光が寒そうに光っていた。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ただし部屋に入る前に、おそらく階段の薄闇うすくらがりで、殿下の服装を脱ぎ棄てて、扈従こじゅうなりに変えたのであろう。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)