“ぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
52.8%
6.9%
6.9%
5.6%
5.6%
5.6%
5.6%
土蔵4.2%
2.8%
倉庫1.4%
(他:2)2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくするとくまは、このときまで、まだ、うすぐらかたすみにじっとしているにわとりほういて、
汽車の中のくまと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あさ、まだうすぐらいうちから、にわさきの木立こだちへ、いろいろの小鳥ことりんできてさえずりました。
すずめを打つ (新字新仮名) / 小川未明(著)
でもね人間の力でなくても 自然しぜんの力でも いまここにうつぐらいのまつすぐな運河もできるのぢや ごらんあれを
みちびかるゝまゝに入込いりこんだのは、階上にかい南端なんたん一室ひとまで、十じやうぐらいの部室へや
「そこは食物ぐらですから暫く忍んでおいでなさい。酒を花の下に置き、犬を林のなかに放して置いて、わたし達の計略が成就じょうじゅした時に、あなた方に合図をします」
義平太は、すぐ走り去った。越前は、ふたたび、自室へもどって、文庫から、印籠をとり出し、またすぐ降りて、中庭門から、役宅ぐらの路地を抜け、幾廻りもして、柵門から獄舎の世界へ、通り抜けた。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、早口に言い渡し、そして彼自身は、郭北かくほく十八そうの一つ三番ぐらの方へ宙を飛んで行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに、蔵番くらばん哨兵しょうへい一隊は、そこらじゅうに叩きつけられてしまい、三番ぐらの鉄の扉は、滅茶苦茶に破壊されてしまっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ありますよ。小さい寶物ぐらで、奉公人は足も踏み入れませんが、この間から御用人の堀樣とそのお配偶つれあひのお瀧さんがちよく/\入るやうで——」
いちばの河岸かしぐらの——
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
其様な話を聞いたあとで、つく/″\眺めたうすぐらい六畳のすすけ障子にさして居る夕日の寂しい/\光を今も時々憶い出す。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そんな話を聞いたあとで、つくづく眺めたうすぐらい六畳の煤け障子にさして居る夕日の寂しい寂しい光を今も時々おもい出す。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しっくりと西洋ぐら置いたるに胸を張ってまたがったのは、美髯びぜん広額の君ではなく、一個白面の美少年。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
行幸と申しても必ずしもこうではないのであるが、今日は親王がた、高官たちも皆特別に馬ぐらを整えて、随身、馬副男うまぞいおとこ背丈せたけまでもよりそろえ、装束に風流を尽くさせてあった。
源氏物語:29 行幸 (新字新仮名) / 紫式部(著)
チトお話が荒う御座いますが、何にせい博多中の恵比寿講の帳面を預っておりますので、帳面合わせとか、金勘定とか申しまして、時々奥庭の別土蔵ぐらの二階でチャランチャラン遣っているのが、真夜中になると微かに聞こえます。
塩尻の社家主計かずえの屋敷で、一旦勘助を捕えたが、大して憎くない男だったので、覚蔵の家の内土蔵ぐらの中へ、冬次郎様と熊太郎とを、翻弄ほんろう的に閉じこめておいて、主計方へ帰って来た貝十郎は、その夜勘助を追い払った。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
夫婦ぐらしなれば格別かくべつ、もしも三、五人の子供または老親あれば、歳入さいにゅうを以て衣食を給するにらず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其上そのうへ通學つうがくするの、ぐらしの親達おやたち父親ちゝおやなり、母親はゝおやなり
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そのことを考えて、とりあえず、この広い光仙林のいずれかに、隠し倉庫ぐらを建築しなければならぬ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
老主人夫婦と一人の給仕女との三人の家族の住む方は土地の傾斜のまゝに建てられて薄暗ぐらあなぐらの様に成つて居るし、客の席に当てた一室ひとまわづか十畳敷程の広さで
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
お前さん大ぐらいだろうから、それじゃ足りない、これもあげるから持ってお行き。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)