“月謝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げつしや66.7%
げっしゃ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ、あなた、月謝げつしやばかりが毎月まいげつ一円、本代だつて試験の度々たんびに二三円ぢやきゝませんしね、れに夏冬なつふゆともに洋服を着るんでせう、靴だつて年に二足は穿いてしまひますよ。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
が、其上そのうへ修業しうげふをさせるとなると、月謝げつしや小遣こづかひ其他そのた宗助そうすけはう擔任たんにんしなければ義理ぎりわるい。ところそれ家計上かけいじやう宗助そうすけえるところでなかつた。月々つき/″\收支しうし事細ことこまかに計算けいさんして兩人ふたり
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ぼく月謝げっしゃや……また、どこかへ帽子ぼうしをなくしたときには、おかあさんは、自分じぶん着物きものって、ってくださいました。」と、こたえました。
笑わなかった少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのばんのことです。二郎じろうちゃんは、月謝げっしゃのおかね使つかってしまって、どういっておわびをしていいかとくるしんでいました。ちょうどそのとき
小さな妹をつれて (新字新仮名) / 小川未明(著)