“事細”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ことこま71.4%
ことこまか28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その覺え書の中には奴殺しの一件から平次の見込みまで事細ことこまかに書いて居たのですから、これには全く驚いてしまひました。
翌日の各新聞には、この意外な犯人発覚の径路が、夜更けの隅田川、ボート遊びの男から説き起して、事細ことこまかに報道され、全読者に思いもかけぬ激情を味わせた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
滔々とうとうたる濁水どろみず社会にチト変人のように窮屈なようにあるが、ればとて実際浮気うわき花柳談かりゅうだんうことは大抵たいてい事細ことこまかしって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今は叔父の心配を弛める事に事細ことこまかに語って了った、叔父は安堵の胸を撫で
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)