“ことこま”の漢字の書き方と例文
語句割合
事細100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病院が手狭てぜまと見えて、お住いは小石川水道町すいどうちょうでした。召使を代えたいからとのお話で、旧津和野つわの藩の人の娘をお世話したことがありました。幾度か事細ことこまかな書面を下さるのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
……そしてお別れ申すとき、お父上から懇々こんこん申しつけられたとおりを守って上杉家の出来事、御城下のうごき、御家中の取沙汰など、絶えず事細ことこまやかに、お文を以て甲府へ密報しておりました……。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)