“懇々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんこん78.8%
こん/\18.2%
くれぐれ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろんそうした生徒は、先生に、「これは君までの話だ、他の生徒には絶対にもらさないように。」と懇々こんこんめされるのが常である。
次郎物語:04 第四部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
僕の主義は僕が社會に懇々こん/\主張したくらゐで、いやしくも自分が努力してゐると思つたことなら、そこに必らず實行が添つてゐる。成功、不成功は問ふところでない。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
どうぞ一番に住所ところを知せてくれ、初中終しよつちゆう旅を出行であるいてゐる体だから、ぢき御機嫌伺ごきげんうかがひに出ると、その事をあんなに懇々くれぐれも頼んでゐましたから、後で聞いたら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)