“懇願”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんがん92.3%
こんぐわん7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私があれほど教えてくださいと懇願こんがんしていることに博士がこたえてくださらない限り、私は博士の有ること無いことを書きなぐって
ほんの心得だけでもと度々懇願こんがんするのだった。大した負担になることでもないし、和服姿の小柴さんと並んで坐れる仕事だ。快く折れよう。
四十不惑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
藥屋くすりやしゆ寫眞材料店しやしんざいれうてん、名かたかん板のはんダース、現像液げんぞうえきていえきさら、赤色とう、それだけは懇願こんぐわんすゑ母から金をもらつたのだつたが、むねをどらせながら、おし入へもぐりんでかん板を裝置そうちして
叮嚀に懇願こんぐわんした。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)