“懇親”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんしん50.0%
ちかづき25.0%
ねんごろ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英吉利イギリスの軍艦が来て、去年生麦にて日本の薩摩のさむらいが英人を殺したその罪は全く日本政府にある、英人はただ懇親こんしんもって交ろうと思うてれまでも有らん限りやわらかな手段ばかりをとって居た
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それはなんぞのお間違まちがひなるべしわたくし客樣きやくさまにお懇親ちかづきはなしいけはたよりおともせしに相違さうゐけれど車代しやだいたまはるよりほか御用ごようありとはおぼえず其譯そのわけおほせられて車代しやだい頂戴ちやうだいねがくだされたしと一歩いつぽうごかんとせぬ芳之助よしのすけ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
多年東京で懇親ねんごろにしていた知人がつい二十日はつかばかり前、自分も田舎に往って流行風邪はやりかぜせっている時に流行感冒であえなく死んだということが強く胸に刻みつけられているので
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)