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懇々
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こん/\
ふりがな文庫
“
懇々
(
こん/\
)” の例文
僕の主義は僕が社會に
懇々
(
こん/\
)
主張したくらゐで、
苟
(
いやし
)
くも自分が努力してゐると思つたことなら、そこに必らず實行が添つてゐる。成功、不成功は問ふところでない。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
平次は
懇々
(
こん/\
)
と事をわけて話しますが、お谷は頑固に默りこんで、なか/\唇を開けさうもないのです。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
巧みに義眼を
嵌
(
は
)
めれば、普通の眼と殆ど見分けがつかぬことなどを
懇々
(
こん/\
)
説諭
(
せつゆ
)
して、なおその言葉を証拠立てるために、義眼を入れた患者を数人、患者の前に連れて来て示したので
痴人の復讐
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
おいそれ者の勝五郎が飛出そうとするを引止め、高根の晋齋は
懇々
(
こん/\
)
と依頼しました。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
井上でも大橋でも脱会の決心を
飜
(
ひるが
)
へしたのは、篠田さんに
懇々
(
こん/\
)
説諭されたからでもありますが、姉さん、篠田さんの居ない教会に、寂しく残つて居なさる貴嬢を
見棄
(
みす
)
てるに忍びないと云ふのが
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
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亀甲万の御主人も親切なお方でございますから、
懇々
(
こん/\
)
説諭を致しました。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
々
3画
“懇”で始まる語句
懇
懇意
懇望
懇願
懇切
懇篤
懇請
懇談
懇親
懇親会