“茗荷谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みょうがだに83.3%
みやうがだに5.6%
みょうがたに5.6%
めうがだに5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る日学校からの帰り道竜子は電車の中で隣に腰をかけている二人づれの見知らぬ男の口から、茗荷谷みょうがだにという自分の住んでいる町の名と
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
やがてさか下口おりくちて、もう一足ひとあしで、やぶくらがりから茗荷谷みやうがだにようとするとき
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
中でも、世間に知られていたのは小石川茗荷谷みょうがたにの林泉寺で、林泉寺、深光寺、良念寺、徳雲寺と四軒の寺々が門をならべて小高い丘の上にありましたが、その林泉寺の門の外に地蔵堂がある。
半七捕物帳:66 地蔵は踊る (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
右手、茗荷谷めうがだにへ拔ける方に、一人の女が惡戯ツ子の姿をぢつと見送つて居ります。