茗荷谷みやうがだに)” の例文
やがてさか下口おりくちて、もう一足ひとあしで、やぶくらがりから茗荷谷みやうがだにようとするとき
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これは界隈かいわい貧民ひんみんで、つい茗荷谷みやうがだにうへる、補育院ほいくゐんとなへて月謝げつしやらず、ときとすると、讀本とくほんすみるゐほどこして、其上そのうへ通學つうがくするの、ぐらしの親達おやたち父親ちゝおやなり、母親はゝおやなり
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
小石川こいしかは茗荷谷みやうがだにから臺町だいまちあがらうとする爪先つまさきあがり。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)