“通學”の読み方と例文
新字:通学
読み方割合
つうがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひさしくわづらつたり、あめ降續ふりつゞいたり、窮境きうきやうてられない憂目うきめふなんどの場合ばあひには、教師けうしなさけ手當てあてることさへある、ゐんといふが私立しりつ幼稚園えうちゑんをかねた小學校せうがくかう通學つうがくするので。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これは界隈かいわい貧民ひんみんで、つい茗荷谷みやうがだにうへる、補育院ほいくゐんとなへて月謝げつしやらず、ときとすると、讀本とくほんすみるゐほどこして、其上そのうへ通學つうがくするの、ぐらしの親達おやたち父親ちゝおやなり、母親はゝおやなり
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)