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つうがく
「
君、それよりか、
鉱石を
取りにいかない? そのほうが、よほどおもしろいぜ。
磁鉄鉱も、
黄銅鉱も、
金もあるのだよ。」と、
郊外の
方から
通学する
西山が、いいました。
其内に
山田は
芝から
一ツ
橋まで
通学するのは
余り
遠いと
云ふので、
駿河台鈴木町の
坊城の
邸内に
引越した、
石橋は
九段坂上の今の
暁星学校の
在る
処に
居たのですが、
私は
不相変芝から
通つて
居た
日を
久しく
煩つたり、
雨が
降續いたり、
窮境目も
當てられない
憂目に
逢ふなんどの
場合には、
教師の
情で
手當の
出ることさへある、
院といふが
私立の
幼稚園をかねた
小學校へ
通學するので。
これは
界隈の
貧民の
兒で、つい
此の
茗荷谷の
上に
在る、
補育院と
稱へて
月謝を
取らず、
時とすると、
讀本、
墨の
類が
施に
出て、
其上、
通學する
兒の、
其の
日暮しの
親達、
父親なり、
母親なり