“黄銅鉱”の読み方と例文
読み方割合
おうどうこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きみ、それよりか、鉱石こうせきりにいかない? そのほうが、よほどおもしろいぜ。磁鉄鉱じてつこうも、黄銅鉱おうどうこうも、きんもあるのだよ。」と、郊外こうがいほうから通学つうがくする西山にしやまが、いいました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
(うん。あの女の人は孫娘まごむすめらしい。亭主ていしゅはきっと礦山こうざんへでも出ているのだろう。)ひるの青金あおがね黄銅鉱おうどうこう方解石ほうかいせき柘榴石ざくろいしのまじった粗鉱そこうたいを考えながら富沢は云った。女はまた入って来た。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
いま、かわ工事こうじをして、った石塊せきかいがたくさんあるのだ。さがせば、いろんないしつかるよ。きんは、紫色むらさきいろをしているだろう。ちか、ちかひか黄銅鉱おうどうこうと、それに、方解石ほうかいせきが、いちばんおおい。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)