“礦山”の読み方と例文
読み方割合
こうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父はそのころから株に手を出したり、礦山こうざんの売買に口を利いて、方々飛び歩いたりした。そしてもうけた金で茶屋小屋入りをした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
小さな島でありますが、産業は水産と礦山こうざんとに集められ、また牧牛でその名を得ました。あるいはそこの「おけさ節」で、もっと広く知られているかも知れません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
(うん。あの女の人は孫娘まごむすめらしい。亭主ていしゅはきっと礦山こうざんへでも出ているのだろう。)ひるの青金あおがね黄銅鉱おうどうこう方解石ほうかいせき柘榴石ざくろいしのまじった粗鉱そこうたいを考えながら富沢は云った。女はまた入って来た。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)