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『寐顔』
ふりがな文庫
『
寐顔
(
ねがお
)
』
竜子は六歳の時父を失ったのでその写真を見てもはっきりと父の顔を思出すことができない。今年もう十七になる。それまで竜子は小石川茗荷谷の小じんまりした土蔵付の家に母と二人ぎり姉妹のようにくらして来た。母の京子は娘よりも十八年上であるが髪も濃く色 …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「女性」1923(大正12)年6月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
老
(
としと
)
亡
(
なくな
)
傷
(
いたま
)
艶
(
なまめか
)
後
(
ご
)
連
(
づれ
)
仰向
(
あおむき
)
明
(
あきら
)
玩具
(
がんぐ
)
眠
(
ねむり
)
籠
(
かご
)
中
(
なか
)
小柄
(
こがら
)
後
(
のち
)
忝
(
かたじけ
)
断
(
た
)
極
(
きま
)
毎年
(
まいとし
)
気
(
け
)
澄
(
すま
)
爺
(
じじい
)
竜子
(
りゅうこ
)
谷
(
や
)
賑
(
にぎや
)
身丈
(
せい
)
頻
(
しきり
)
下調
(
したしらべ
)
中
(
うち
)
亀蔵
(
かめぞう
)
交
(
まじ
)
人込
(
ひとごみ
)
今日
(
こんにち
)
今更
(
いまさら
)
伜
(
せがれ
)
側
(
そば
)
出入
(
でいり
)
動悸
(
どうき
)
口髭
(
くちひげ
)
咳嗽
(
せき
)
唯
(
ただ
)
啼
(
な
)
嘴
(
くちばし
)
噂
(
うわさ
)
外
(
ほか
)
夜半
(
よなか
)
姉妹
(
きょうだい
)
嫁入
(
よめいり
)
家作
(
かさく
)
寐顔
(
ねがお
)
寝相
(
ねぞう
)
寝起
(
ねおき
)
屏風
(
びょうぶ
)
岸山
(
きしやま
)
度々
(
たびたび
)
引裂
(
ひきさ
)
或日
(
あるひ
)
或晩
(
あるばん
)
挨拶
(
あいさつ
)
斜
(
ななめ
)
日頃
(
ひごろ
)
昏睡
(
こんすい
)
晩食
(
ばんめし
)
暫
(
しばら
)
朧気
(
おぼろげ
)
束髪
(
そくはつ
)
枕元
(
まくらもと
)
果敢
(
はか
)
桑島
(
くわじま
)
棄
(
す
)
橘屋
(
たちばなや
)
止
(
や
)
母子
(
おやこ
)
火影
(
ほかげ
)
火鉢
(
ひばち
)
現
(
うつつ
)
琴
(
こと
)
生花
(
いけばな
)
病家
(
びょうか
)
眉毛
(
まゆげ
)
真赤
(
まっか
)
瞼
(
まぶた
)
硝子
(
ガラス
)
確
(
たしか
)
稽古
(
けいこ
)
笑顔
(
えがお
)
箪笥
(
たんす
)
結
(
ゆ
)
綺麗
(
きれい
)
縁日
(
えんにち
)
縦横
(
たてよこ
)
縮緬
(
ちりめん
)
脈搏
(
みゃくはく
)
艶書
(
えんしょ
)
袂
(
たもと
)
見馴
(
みな
)
親爺
(
おやじ
)
訳
(
わけ
)
認
(
したた
)
貪
(
むさぼ
)
込合
(
こみあ
)