“込合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こみあ66.7%
こみあい16.7%
こみあふ8.3%
こみあひ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし今時分、丁度酔客の込合こみあう時刻には、銀座のドンフワンなどへは君江との関係もあるところから、うかうか一人では行かれない。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さア江戸橋魚市うおいち込合こみあい真最中まっさいちゅう、まして物見高いのは江戸の習い、引廻しの見物山の如き中にかみしも着けたる立派な侍が、馬の轡に左手ゆんでを掛け、刀のつか右手めてを掛けて
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
上野町なる名主の方へ送り遣はせしてまたかく込合こみあふなかなれば其具足櫃大小等は其方ども持參せよと指揮さしづあるに同心はかしこまり候とて直樣すぐさま手早く具足櫃を脊負せおひ差替の大小九寸五分其外都合五本のかたな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なすも知れずとうはさしながら錢湯せんたうへ行しに朝湯も冬は込合こみあひ淨瑠璃じやうるり念佛ねんぶつ漫遊唄そゝりうたなかに一段へ足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)