“小柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こづか65.3%
こがら31.4%
しょうへい0.8%
こずか0.8%
こづくり0.8%
をから0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今後ふたたび心得違いをいたさぬように貴様の眼だまをつぶしてやると言って、小柄こづかをぬいてわたしの両方の眼を突き刺しました。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ここへ、台所と居間の隔てを開け、茶菓子を運んで、二階から下りたお源という、小柄こがらい島田の女中が、逆上のぼせたような顔色かおつき
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
花下かかに緑色の一子房しぼうがあって、直立し花をいただいている。子房には小柄しょうへいがあり、その下に大きな二枚の鞘苞しょうほうがあって花をようしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
見ると、誰が何うして投ったか、一條の小柄こずかが相手の武士の首筋を縫って、血は庭石も浮くばかりに其辺そこらをひたして居ります。
お友の語るところに依れば、お露は美人ならねどもその眼に人を動かす力あふれ、小柄こづくりなれども強健なる体格をそなえ、島の若者多くは心ひそかにこれを得んものと互に争いいたるを
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
次に許勢こせ小柄をからの宿禰は、許勢の臣、雀部の臣、輕部の臣が祖なり。次に蘇賀そが石河いしかは宿禰すくねは、蘇我の臣、川邊の臣、田中の臣、高向の臣、小治田の臣、櫻井の臣、岸田の臣等が祖なり。