“寝相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぞう90.0%
ねさう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母はいつもと同じように右の肩を下に、自分の方を向いて、少し仰向あおむき加減に軽く口を結んでいかにも寝相ねぞうよくすやすやと眠っている。
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
お庄は叔父の寝相ねぞうを真似をしながら、「どうすればあんなに正体なくなるんでしょう。」といってまだ笑っていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「だがの、今朝眼がさめて自分の寝相ねさうを見ると、乃公わし身体からだ寝台ねだいの外にみ出してゐて、まるでワツフル(お菓子)のやうだつたよ、はゝゝゝ……」