“ねぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寝相56.3%
寝像37.5%
寐相6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お庄は叔父の寝相ねぞうを真似をしながら、「どうすればあんなに正体なくなるんでしょう。」といってまだ笑っていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
と言って寝像ねぞうの悪い米友は足を出しました。その足を避けようとした竜之助は、よろよろとよろめいて、行燈に片手をかけました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一ツ寝の床に寐相ねぞうをかまはず寐言ねごと歯ぎしりに愛想をつかさるるとは知らで、たまたま小言の一も言はるれば、一図いちずに薄情とわるく気を廻して、これよりいよいよ何かにつけて悋気りんきの角を現す。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)