“寝像”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねぞう75.0%
しんぞう12.5%
ねざう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして係員らしいのが、皆の寝像ねぞうを調べに入ってきた。やむを得ず、畳の上の人たちは、塩煎餅しおせんべいをかえすように、身体を横に立てた。
棺桶の花嫁 (新字新仮名) / 海野十三(著)
散々僕等は探し廻った揚句に、古い御堂の前へ行って立ちました。それが君、アベラアルとエロイズの墓サ。二人の寝像しんぞうが御堂の内に置いてあって、その横手のところには文字が掲げてありました。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
くわんの上に刻まれたその小さな王子と王女との寝像ねざうの痛いけなのに晶子は東京に残して来た子供等を思ひうかべて目を潤ませて居るらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)