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寝像
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ねぞう
ふりがな文庫
“
寝像
(
ねぞう
)” の例文
そして係員らしいのが、皆の
寝像
(
ねぞう
)
を調べに入ってきた。やむを得ず、畳の上の人たちは、
塩煎餅
(
しおせんべい
)
をかえすように、身体を横に立てた。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と言って
寝像
(
ねぞう
)
の悪い米友は足を出しました。その足を避けようとした竜之助は、よろよろとよろめいて、行燈に片手をかけました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大きさも恰好も似ていますし、
寝像
(
ねぞう
)
が悪くて見当が狂っていましたから、つい間違えて引き寄せたんです
社長秘書
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
柏餅が一番
宜
(
い
)
いんです、布団の
両端
(
りょうはじ
)
を取って巻付けて両足を
束
(
そく
)
に立って
向
(
むこう
)
の方に枕を
据
(
す
)
えて、これなりにドンと寝ると、
好
(
い
)
い塩梅に枕の処へ参りますが、そのかわり
寝像
(
ねぞう
)
が悪いと
餡
(
あん
)
がはみ出します
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
米友が、その灰神楽を鎮静せしめた途端に、目に触れたのは、ついそこに太平楽で大いびきをかいている道庵先生の
寝像
(
ねぞう
)
でありました。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
またおれが女中部屋の
寝像
(
ねぞう
)
に
現
(
うつつ
)
を抜かして、ついこんな
性悪
(
しょうわる
)
をやらかしたように安く見ていなさるようだが、
憚
(
はばか
)
りながらそんな玉じゃねえんだ。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「この野郎、扇屋の女中部屋の
寝像
(
ねぞう
)
にでも
見恍
(
みと
)
れて、またよくねえ
了見
(
りょうけん
)
を出したとみえるな、世話の焼けた野郎だ」
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
像
常用漢字
小5
部首:⼈
14画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆