“生花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いけばな70.0%
はな10.0%
いくはな5.0%
きばな5.0%
しょうか5.0%
せいか5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番頭傳兵衞でんべゑいへる者あづか支配しはいなし居たるが此處に吉之助をつかはして諸藝しよげいの師をえらみ金銀にかゝはらずならはするに日々生花いけばなちや其外そのほか遊藝いうげい彼是なにくれと是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そいばかいか彼女あいが死んだと聞いたから、弔儀くやみに田崎をやって、生花はなをなあ、やったと思いなさい。礼どころか——突っ返して来申きもした。失礼じゃごあはんか、なあ山木さん
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
あでなり、大苑生花いくはなついばみつつ
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
つち一升、かね一升の日本橋あたりで生れたものは、さぞ自然に恵まれまいと思われもしようが、全くあたしたちは生花きばな一片ひとひらも愛した。
武男たけお君」は悲しんだ事、片岡かたおか中将が怒ってむすめを引き取った事、病女のために静養室を建てた事、一生の名残なごりに「浪さん」を連れて京阪けいはんゆうをした事、川島家かわしまけからよこした葬式の生花しょうかを突っ返した事
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
この上の壁は中程を棚にて横に為切しきりあり。そこまで緑色の帛を張りあり。その上に数個の額を掛く。小さき写真の上を生花せいかにて飾りたるあり。