“生花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いけばな60.0%
はな13.3%
いくはな6.7%
きばな6.7%
しょうか6.7%
せいか6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○「お習字、生花いけばな、おこと、おどり——こういうものにかえってモダニティを感じ、習い度いと思うことはあるけれど、さて、いざとなって見るとね。」
現代若き女性気質集 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
裸虫はだかむし甲羅こうらを干すという日和ひよりも日曜ではないので、男湯にはただ一人生花いけばなの師匠とでもいうような白髭しらひげの隠居が帯を解いているばかり。
雪解 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
——そのお濱が、可哀想に何んといふことなく氣分が勝れなくなり、一と月ばかりの間に、大した病氣といふでもなく、水の切れた生花いけばなのやうに、しを/\と弱つて死んでしまひました。
そいばかいか彼女あいが死んだと聞いたから、弔儀くやみに田崎をやって、生花はなをなあ、やったと思いなさい。礼どころか——突っ返して来申きもした。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
顧客とくい先で、小野田が知合になった生花はなの先生が出入ではいりしたり、蓄音器を買込んだりするほど、その頃景気づいて来ていた店の経済が、暗いお島などの頭脳あたまでは、ちょと考えられないほど
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しげしげ足を運んでくる生花はなの先生は、小野田が段々好いお顧客とくい出入ではいりするようになったお島に習わせるつもりで、頼んだのであったが、一度も花活はないけの前に坐ったことのない彼女の代りに、自身二階で時々無器用な手容てつきをして、ずんどのなかへ花をしているのを、お島は見かけた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
あでなり、大苑生花いくはなついばみつつ、
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
つち一升、かね一升の日本橋あたりで生れたものは、さぞ自然に恵まれまいと思われもしようが、全くあたしたちは生花きばな一片ひとひらも愛した。
一生の名残なごりに「浪さん」を連れて京阪けいはんゆうをした事、川島家かわしまけからよこした葬式の生花しょうかを突っ返した事
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
小さき写真の上を生花せいかにて飾りたるあり。