“啄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ついば50.7%
つつ17.8%
8.9%
くち6.2%
つゝ4.8%
つい3.4%
くちばし2.7%
1.4%
ほじく1.4%
くわ0.7%
つひば0.7%
つツつ0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶏はに米をみ家鴨は水に泥鰌を追うを悟り、寝静まりたる家家の向う「低き夢夢の畳める間に、晩くほの黄色き月の出を見出でて」
見れば、恥辱を感じたのか、氣の毒と思つたのか、それとも怒つたのか、耳の根迄紅くなつて、鉛筆のでコツ/\と卓子いて居る。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
垣根の傍に花をんでいた鶏は、この物音に驚いて舞起つもあれば、鳴いて垣根の下をるもあり、手桶の水は葱畠の方へ流れて行きました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「いや。訊くまでもない。実際、風呂にはいっていたならば、突然に消えてしまう筈がないじゃないか。」と、遠泉君は傍からを出した。
五色蟹 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すると、日の事将軍家は皿の煮魚をいてゐるうち、ふと膳部の上に好物の薑が載つてないのに気が付いて、不思議さうに給仕の者の顔を見た。
あのくいちがったを松かさの弁の間へ揷しこんで巧みに実をばむ、あの肉があんなに美味なのは好んで松の実を喰べるためだ、……そう聞いたことを話そうと思ったのに
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
嫂はそれを抱いて膝の上に置いて撫でさすった。暫くして鸚鵡はやっと正気づいて来た。そこでで翼をつくろって飛びあがり、室の中をまわっていった。
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
して鳥類廣大無邊天地とし、けり、ぎり、自在虚空往來して、のまゝにみ、宿る。さるをへてじてださずば、窮屈はいかならむ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゾクゾクと寒さが背に迫るので、渠は顏を顰蹙めて、火鉢の火をつた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
また、ただ鶯といわずに、青柳の枝をえている鶯というのだから、写象もその方が複雑で気持がよい。その鶯がうれしくて鳴くというのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そのなかを背の禿ちよろけになつた鳥が一羽、気忙しく飛び廻つて虫をみながら、さも悲しくてたまらなささうに鳴きしきつてゐた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
くわ』と、ちやんは注意したものゝ、してもはないとで。『う/\』つて公爵夫人は、紅鶴芥子菜とは何方もつッつく。れの徳義は——『まる ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そして海霧れた夕方など、択捉島の沖あたりで、夥しい海豚の群にまれながら浮流されて行く仔鯨の屍体を、うっかり発見けたりする千島帰りの漁船があった。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)