トップ
>
啄
>
は
ふりがな文庫
“
啄
(
は
)” の例文
況
(
ま
)
して
鳥類
(
てうるゐ
)
は
廣大無邊
(
くわうだいむへん
)
の
天地
(
てんち
)
を
家
(
いへ
)
とし、
山
(
やま
)
を
翔
(
か
)
けり、
海
(
うみ
)
を
横
(
よこ
)
ぎり、
自在
(
じざい
)
に
虚空
(
こくう
)
を
往來
(
わうらい
)
して、
心
(
こゝろ
)
のまゝに
食
(
しよく
)
を
啄
(
は
)
み、
赴
(
おもむ
)
く
處
(
ところ
)
の
塒
(
ねぐら
)
に
宿
(
やど
)
る。さるを
捕
(
とら
)
へて
籠
(
かご
)
に
封
(
ふう
)
じて
出
(
い
)
ださずば、
其
(
その
)
窮屈
(
きうくつ
)
はいかならむ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
獣
(
けもの
)
が食えば野の草から、鳥が
啄
(
は
)
めば峰の花から、同じお稲の、同じ姿
容
(
かたち
)
となって、一人ずつ世に生れて、また
同一
(
おなじ
)
年、
同一
(
おなじ
)
月日に、親兄弟、家眷親属、
己
(
おの
)
が身勝手な
利慾
(
りよく
)
のために、恋をせかれ
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
啄
漢検準1級
部首:⼝
10画
“啄”を含む語句
啄木鳥
啄木
剥啄
啐啄
啐啄同時
姑蘇啄麻耶啄
折々啄木鳥
石川啄木
長啄
飲啄
飲啄笑哭