“利慾”の読み方と例文
読み方割合
りよく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧富の懸隔のみあって平等がない。製品の目的は奉仕から利慾りよくへと転じ、労働は誠実から苦痛へと化した。この間から何の工藝が予期されようや。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
多年の間、利慾りよく権勢に目もくれず、たゞ国家のために、一意奮闘していらっしゃる。こう云うお方こそ、本当の国士本当の政治家だと思ったのです。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
の春見丈助利秋は元八百石もりょうしておりました立派な侍でありながら、利慾りよくのため人を殺して奪いました其の金で、悪運強く霊岸島川口町でたいした身代になりましたが、悪事というものは