“啄木鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きつつき82.9%
たくぼくてう4.9%
きつつきどり2.4%
けらつゝき2.4%
たくぽくてう2.4%
てらつつき2.4%
キツツキ2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶯、アカハラ、啄木鳥きつつき、そのほか名も知れないいろんな小鳥どもが、啼きかはし、椿の密生した間を、仄暗い藪の中をとびまはり、すり拔ける。
南方 (旧字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
珍らしや、参詣者か、それとも持子衆か、とのぞいて見れば、人にはあらで、大きな啄木鳥きつつき! 頭から血を浴びたかと真赤で、青黒い翼にかすり縞。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
けれども聽け! だれがそこに隱れてゐるのか? 戸の影に居て、啄木鳥きつつきのやうに叩くものはたれ? ああ君は「反響こだま」か。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
啄木鳥たくぼくてう
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
啄木鳥たくぼくてう
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
きよきを攻むやと、終日ひねもす啄木鳥きつつきどり
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
縁前ゑんまへのついそのもりに、朽木くちきついば啄木鳥けらつゝきの、あをげら、あかげらを二ながら、さむいから浴衣ゆかた襲着かさねぎで、朝酒あさざけを。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
をりふし寂寞じやくばくとした森林しんりんなかから、啄木鳥たくぽくてうがコト/\と
むかし守屋大連もりやのおおむらじは神道を頑守して仏教を亡ぼさんとし、自戮せられて啄木鳥てらつつきとなり、天王寺の伽藍をつつき散らせしというが、和歌山県当局は何の私怨もなきに、熊楠が合祀に反対するをにくみ、十八昼夜も入監せしめたから、天、白蟻を下し、諸処を食い散らされたものと見える。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
斯んな薄暗がりの鳥屋とやのやうな屋根裏で、鴉の羽音に驚いて奇声をあげたり、脚踏みをする鳥共の中で、むつくりとしてゐる私の有様は啄木鳥キツツキとも木兎とも云ひやうもなく、てもなくあたりの標本類の一種と見違へる——と唱と柚太は薄気味悪るがつた。
剥製 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)