逢ひはしませぬ 見もしませぬに わしのこの村を 馬に乗つて通つた 馬も嘶く わたしも泣いた 逢はれないのに 逢ふ気で来てる。 五条館の 女郎は 山に雉子啼く 日であつた 被衣かづいて 片岡の 馬に乗られて まへられた 馬が嘶きや 女郎は か …
著者 | 野口雨情 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 焼山小唄「朝花夜花 第一集」研青会、1907(明治40)年1月、おたよ「朝花夜花 第一集」研青会、1907(明治40)年1月、萱の花「朝花夜花 第二集」研青会、 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約18分(300文字/分) |