別後べつご
逢ひはしませぬ 見もしませぬに わしのこの村を 馬に乗つて通つた 馬も嘶く わたしも泣いた 逢はれないのに 逢ふ気で来てる。 五条館の 女郎は 山に雉子啼く 日であつた 被衣かづいて 片岡の 馬に乗られて まへられた 馬が嘶きや 女郎は か …
作品に特徴的な語句
ひー ふー おかた 女郎じよろ 女郎いらつめ はづか 無性むしよう 女房にようぼ 一夜いちよ 蜻蛉あけづ 今夜こよひ 相合あひあひ もよ 馬追うまおひ すけ はた 小浜をばま 下総しもふさ 相馬さうま 小室こむろ 小島をじま 小笹こざさ 小鳥とり おれ 故郷くに がや をとこ かはら からかさ 初恋はつごひ 遠方をちかた ひは さへづ 可愛かあい つつ 唐辛たうがらし 荒野あれの よもぎ 茱萸ぐみ 雲雀ひばり 茅花つばな すすき 黄楊つげ かまど しぎ すげ 菖蒲あやめ かり 蝸虫ででむし 麻裏あさうら 螢草ほたるぐさ 被衣かつぎ 釣瓶つるべ 野中のなか たすき ひよどり 鷦鷯みそさざい やす 一夜ひとよ 下野しもつけ 乙鳥つばくら 二十はたち 今朝けさ くりや きち 名残なごり いなな 夢現ゆめうつつ 天日てんぴ 皐月さつき 常陸ひたち 後朝きぬぎぬ 故郷ふるさと 日和ひより かさ 最終をはり 木瓜ぼけ 来栖いけす 機場はたば 沢瀉おもだか 潮来いたこ 甚句じんく 田甫たんぼ