“後朝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぬぎぬ70.6%
きぬ/″\20.6%
ごちょう5.9%
あした2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後朝きぬぎぬのわかれも、なかなか、恋に似て、恋よりふかい。ふたりだけには、鳥の音も、霜のこずえも、この世は、そのまま詩であった。
清水しみづ清水しやうづ。——かつら清水しやうづ手拭てぬぐひひろた、とうたふ。山中やまなか湯女ゆな後朝きぬ/″\なまめかし。清水しやうづまできやくおくりたるもののよし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
結婚の後朝ごちょうの使いとして特別な人を宮はお選びになったのではなく、これまで宇治へふみ使いの役をしていた侍童だったのである。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ゆき後朝あしたすゑつむはな見參げんざんまへのこヽろなるべし、さて笑止せうしとけなしながらこヽろにかヽれば、何時いつ門前もんぜんとほときれとなくかへりて、ることもれかしとちしが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)