後朝ごちょう)” の例文
結婚の後朝ごちょうの使いとして特別な人を宮はお選びになったのではなく、これまで宇治へふみ使いの役をしていた侍童だったのである。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
美しい纏頭てんとうの衣類を肩に掛けているので後朝ごちょうの使いであることを人々は知った。いつの間にお手紙は書かれたのであろうと想像するのも快いことではないはずである。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)