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後朝
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きぬ/″\
ふりがな文庫
“
後朝
(
きぬ/″\
)” の例文
清水
(
しみづ
)
を
清水
(
しやうづ
)
。——
桂
(
かつら
)
清水
(
しやうづ
)
で
手拭
(
てぬぐひ
)
ひろた、と
唄
(
うた
)
ふ。
山中
(
やまなか
)
の
湯女
(
ゆな
)
の
後朝
(
きぬ/″\
)
なまめかし。
其
(
そ
)
の
清水
(
しやうづ
)
まで
客
(
きやく
)
を
送
(
おく
)
りたるもののよし。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
占
(
しめ
)
しは江戸四宿の内只此品川のみ然れば
遊客
(
いうきやく
)
も
隨
(
したが
)
つて多く彼の吉原にもをさ/\
劣
(
おと
)
らず
殊更
(
ことさら
)
此地は海に
臨
(
のぞ
)
みて
曉
(
あかつ
)
きの
他所
(
ほか
)
よりも早けれど
客人
(
まろうど
)
は
後朝
(
きぬ/″\
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
参議藤原
玄上
(
はるかみ
)
の女子で、皇太子保明親王の
御息所
(
みやすどころ
)
に上った人があったが、敦忠がまだ左近少将であった時分に、お二人の間の
後朝
(
きぬ/″\
)
の使を勤めさせられたものであった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それで取まわしがいゝ、誠に
痒
(
かゆ
)
いところへ手の届くようにせられましたから、何うも
捻
(
ひね
)
りぱなしで
二度
(
うら
)
を返さずにおくことが出来なくなる。
後朝
(
きぬ/″\
)
のわかれにも
何
(
なん
)
となく帰しともない様子があって
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又遊女高尾が
某君
(
なにがしのきみ
)
に送りし
後朝
(
きぬ/″\
)
の
文
(
ふみ
)
に曰く
松の操美人の生埋:01 序
(新字新仮名)
/
宇田川文海
(著)
▼ もっと見る
ほめぬ千鳥啼く夜の加茂の里びと 又明けては
後朝
(
きぬ/″\
)
や雪の傘する舞衣うしろ手見よと橋越えてきぬ 冬川は千鳥ぞ来啼く三本木紅友禅の夜著干す縁に
舞衣五人紅
(
いつたりあけ
)
の草履して河原に出でぬ千鳥の中に 嵐山名所の橋の初雪に七人渡る舞衣かな など色々あるが皆とりどりに面白い。
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
君
(
きみ
)
知
(
し
)
るや、
夜寒
(
よさむ
)
の
衾
(
ふすま
)
薄
(
うす
)
ければ、
怨
(
うらみ
)
は
深
(
ふか
)
き
後朝
(
きぬ/″\
)
も、
袖
(
そで
)
に
包
(
つゝ
)
まば
忍
(
しの
)
ぶべし。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
後朝
(
きぬ/″\
)
のおわかれに
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“後朝”の意味
《名詞》
翌朝。
男女が共に寝た翌朝。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世