“鴫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しぎ94.1%
シギ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかしげなひからしてつた。しぎはとも、——此處こゝもののかずさへおもつたのは、車夫しやふとき言葉ことば記憶きおくである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大草原パンパスしぎばんでも撃って、保養してこようではないかと二人で話し合って、御覧のごとく、猟装で銃なぞを携えてまいった次第であります。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
キギシ」「我妹ワギモ」「ツルギ」「シギ」「陽火カギロヒ」「漕ぎ」「ぎ」「継ぎ」「仰ぎ」などの「ぎ」には(甲)類に属する文字を用い
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
人里遠い山沢ヤマサハで、身に近くシギのみ立つてはまた立つ。此ばかりが聞える音なる、夕ぐれの水際に来てゐる自分だ。まだ純粋な内界の事実とはならない外的情趣。