“山沢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんたく81.8%
やまさは9.1%
ヤマサハ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等はことごとく家族をあとに、あるいは道塗どうと行吟こうぎんし、あるいは山沢さんたく逍遥しょうようし、あるいはまた精神病院飽食暖衣ほうしょくだんいするの幸福を得べし。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あしひきの山沢やまさは回具ゑぐみに行かむ日だにも逢はむ母は責むとも 〔巻十一・二七六〇〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
人里遠い山沢ヤマサハで、身に近くシギのみ立つてはまた立つ。此ばかりが聞える音なる、夕ぐれの水際に来てゐる自分だ。まだ純粋な内界の事実とはならない外的情趣。