“鴫:しぎ” の例文
“鴫:しぎ”を含む作品の著者(上位)作品数
野口雨情3
正岡子規3
泉鏡花2
岡本かの子2
徳冨蘆花2
“鴫:しぎ”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 評論 エッセイ 随筆14.3%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
加波山で猟れた鹿らしく鹿島の猟で採れたあわび新治にいばりの野で猟れた、しぎ、那珂の川でとれたという、蜆貝しじみがい
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ある店では、ショウウィンドーの中に、焼串やきぐししぎを刺して赤蕪あかかぶ和蘭芹オランダぜりと一しょに皿に並べてあった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
別役べっちゃくの姉上が来て西のあがはなで話していたら要太郎が台所の方から自分を呼んで裏へしぎを取りに行かぬかと云う。
鴫つき (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
はるまけてものがなしきにさけてぶきしぎにかむ 〔巻十九・四一四一〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
田圃たんぼしぎなにおどろいたかきゝといて、刈株かりかぶかすめるやうにしてあわてゝとんいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
稀には何処から迷い込んだか洋服ゲートルの猟者が銃先つつさきしぎひよのけたゝましく鳴いて飛び立つこともあるが、また直ぐともとの寂しさに返える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
しぎはとも、——此處こゝもののかずさへおもつたのは、車夫しやふとき言葉ことば記憶きおくである。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
天平勝宝二年三月一日、大伴家持が、「かけしぎを見て」作った歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
声を掛けようかと思ったが鳥を驚かしてはならぬと思うて控えていると果然しぎは立った。
鴫つき (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
暮近き日あしり来て田のへりてゐるしぎ此方こちら向けるは
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あわただしく飛びゆくはしぎ、かの葦間あしまよりや立ちけん。
たき火 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
パテーの通りでモット大きく拵えてその中へしぎの肉だの鴨だの
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そして、この絵に対して、ひょうびょうとしてくるうちには、千二百年前の漁村に身をひきもどされて、しぎの声を耳に寒々と夕がたの飯など思う天平の庶民の一人にいつか自分がなっている。
正倉院展を観る (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土産みやげといえば、浪さん、あれは……うんこれだ、これだ」と浪子がさし出す盆を取り次ぎて、母の前に差し置く。盆には雉子きじひとつがい、しぎうずらなどうずたかく積み上げたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「ああ、銃猟に——しぎかい、かもかい。」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もはや、しぎばんどころではありませぬ。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
一、上野の動物園の駝鳥は一羽死んださうな。その肉を喰ふて見たらばしぎのやうな味がしてそれで余りうまくなかつたが、その肉の油で揚物をこしらへて見たらこれはまた非常に旨かつたといふ事である。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しぎ遠くくはすゝぐ水のうねりかな
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
「そこにいろ、一番いい場所だ。わしは犬をれて林をひと廻りしてくる。しぎを追い立てるんだ。いいか、ピイピイって声がしたら、耳を立てろ。それから眼をいっぱいにけろ。鴫が頭の上を通るからな」
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
しぎ遠くくわすゝぐ水のうねりかな
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
しぎLa Bécasse
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
しぎがゆふべ啼いた
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
しぎがゆふべ啼いた
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
しぎが来て啼く
野口雨情民謡叢書 第一篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
しぎの鳥ならば
野口雨情民謡叢書 第一篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
最初のしぎ
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
りょうは好ですから。もっとも近来は神経痛で少し休んでいますが。何しろ秋口から冬へ掛けてしぎなぞを打ちに行くと、どうしても腰から下は田の中へつかって、二時間も三時間も暮らさなければならないんですから、全く身体からだには好くないようです」
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしせっかくの御懇請でもありますし、ともかく伺うことは伺うが、どうせ騒ぎ立ててるほどの大したことでもないのであろうから、ついでに、大草原パンパスしぎばんでも撃って、保養してこようではないかと二人で話し合って、御覧のごとく、猟装で銃なぞを携えてまいった次第であります。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ボートのところまで下りて行かれようか? 私を真先に見つけた奴がしぎの首でもひねるように私をひねり殺しはしないだろうか? 私が姿を見せないそのことが彼等には私が彼等を恐れていることの、従って私が彼等のやったことを知っていることの証拠と思われはしないだろうか? もうどうしたって駄目だ
鳩でも鶉でもしぎでも鴨でも猪、鹿、熊、猿に至るまでシチューにすると大層美味おいしくなります。シチューの拵え方は手軽にすると何の肉でも先ずバターでジリジリといためておいて一旦いったんそれを出してフライ鍋の中へ再びバターを加えてメリケン粉を黒くなるほどよくいためて牛か鳥のスープをして塩胡椒を加えればブラウンソースが出来ます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)