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『たき火』
ふりがな文庫
『
たき火
(
たきび
)
』
北風を背になし、枯草白き砂山の崕に腰かけ、足なげいだして、伊豆連山のかなたに沈む夕日の薄き光を見送りつ、沖より帰る父の舟遅しとまつ逗子あたりの童の心、その淋しさ、うら悲しさは如何あるべき。 御最後川の岸辺に茂る葦の枯れて、吹く潮風に騒ぐ、そ …
著者
国木田独歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
寂寞
(
じゃくばく
)
裂
(
わ
)
焼
(
たき
)
映
(
う
)
己
(
お
)
荒
(
あれ
)
憂
(
うき
)
漢子
(
おのこ
)
濡
(
うるお
)
和
(
わ
)
志
(
こころざ
)
永久
(
とこしえ
)
体
(
たい
)
出
(
い
)
水
(
み
)
紅
(
くれない
)
血色
(
ちいろ
)
誰
(
た
)
躊
(
た
)
霑
(
うるお
)
一声
(
いっせい
)
両
(
りょう
)
主
(
あるじ
)
乾
(
ほ
)
分
(
わか
)
口惜
(
くやし
)
嗄
(
しわが
)
夜半
(
よわ
)
射
(
い
)
惜
(
お
)
朧
(
おぼ
)
木
(
こ
)
櫓
(
ろ
)
歩
(
あゆ
)
炉
(
いろり
)
焦
(
こ
)
片
(
きれ
)
目
(
ま
)
眼
(
まなこ
)
端
(
は
)
経
(
へ
)
総身
(
そうしん
)
線
(
すじ
)
跨
(
またが
)
類
(
たぐ
)
上
(
のぼ
)
何心
(
なにごころ
)
停
(
と
)
児
(
こ
)
凹
(
くぼ
)
刹那
(
せつな
)
古綿
(
ふるわた
)
名残
(
なごり
)
塵
(
ちり
)
小坪
(
こつぼ
)
尖
(
とが
)
山人
(
やまびと
)
岬角
(
こうかく
)
崕
(
がけ
)
帆
(
ほ
)
干潟
(
ひがた
)
後
(
あと
)
心地
(
ここち
)
抱
(
いだ
)
拍
(
う
)
拳
(
こぶし
)
拾木
(
ひろいぎ
)
指
(
さ
)
掻
(
か
)
掻集
(
かきあつ
)
摩
(
す
)
撰
(
えら
)
斉
(
ひと
)
方
(
かた
)
星河
(
せいか
)
替
(
か
)
朽
(
く
)
杜
(
もり
)
柄杓
(
ひしゃく
)
梢
(
こずえ
)
椀
(
わん
)
沖
(
おき
)
沼川
(
ぬまかわ
)
浦
(
うら
)
浸
(
ひた
)
淋
(
さび
)
満汐
(
みちしお
)
漕
(
こ
)
潮
(
うしお
)
炎
(
ほのお
)
為
(
な
)
烏
(
からす
)
煖
(
あたた
)
独
(
ひと
)
獲物
(
えもの
)
皺
(
しわ
)
私語
(
ささや
)
立
(
た
)
童
(
わらべ
)
端
(
はし
)