“掻集”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきあつ80.0%
かきつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内から呉れた金が一もあったか、そのほか和蘭オランダの字引の訳鍵やくけんと云う本をうって、掻集かきあつめた所で二しゅか三朱しかない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一時いっとき、その光にクラクラと眩惑したお絹は、ついにその手燭を畳の上へさしおいて、両の手を以て、木の葉の舞う如く散乱する金銀を掻集かきあつめにかかります。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小ぎれもの掻集かきつめ送る菰巻に古綿たたねキャラメルここの
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)