“掻込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいこ41.0%
かっこ28.2%
かつこ17.9%
かきこ12.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綺麗をしっとりと、水とすれすれに内端掻込んで、一人美人がむ、とそれと自分が並ぶんで……ここまで来るともう恍惚……
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と差配になったのが地声で甲走った。が、それでも、ぞろぞろぞろぞろと口で言い言い三人、指二本で掻込仕形
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
足袋穿かぬのやうにばり/\とだらけにつてる。はまだらぬ茶釜んでりに掻込んだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
冷えたお茶漬をさらさらと掻込んでしまったが、そのまま床をのべて休む気にもならないで、何やら取りつかれたもののように、膳を前にしてぼんやりと考え込んでいるのです。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)