“褄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つま94.5%
づま4.8%
0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南朝の暦応三年も秋ふけて、女の笠のつまをすべる夕日のうすい影が、かれの長い袂にまつわるすすきの白い穂を冷たそうに照らしていた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
血の気のない顔、少し振り乱した髪、昼のままらしいあわせの前づまが乱れて、恐怖と激動に早鐘を撞く胸を細々と掻い抱くのでした。
あすこには、気のい老夫婦がんでいるということ。そこならば、充分、明日あすの昼は休むことができる。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)