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褄先
ふりがな文庫
“褄先”の読み方と例文
読み方
割合
つまさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまさき
(逆引き)
と、
獣
(
けもの
)
の如き
喚
(
おめ
)
きをあげ、剣前何ものも
無碍
(
むげ
)
、いきなり新九郎の平青眼を踏み割るが早いか、さっと、脳天から
褄先
(
つまさき
)
へかけて斬り込んできた。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
細い
褄先
(
つまさき
)
が
柔
(
やわら
)
かくしっとりと、
内端
(
うちわ
)
に
掻込
(
かいこ
)
んだ
足袋
(
たび
)
で
留
(
と
)
まって、
其処
(
そこ
)
から
襦袢
(
じゅばん
)
の
友染
(
ゆうぜん
)
が、豊かに膝まで
捌
(
さば
)
かれた。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ただほのかに宮のお召し物の
褄先
(
つまさき
)
の重なりを見るにすぎなかったかつての春の夕べばかりを幻に見る心を慰めるためには、接近して行って自身の胸中をお伝えして
源氏物語:35 若菜(下)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
褄先(つまさき)の例文をもっと
(11作品)
見る
褄
漢検1級
部首:⾐
13画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“褄”で始まる語句
褄
褄捌
褄端折
褄目
褄折笠
褄前
褄楊枝
褄下
褄紅
褄袖口
“褄先”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
吉川英治
紫式部
泉鏡花
山本周五郎