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崕
ふりがな文庫
“崕”の読み方と例文
読み方
割合
がけ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がけ
(逆引き)
千仭
(
せんじん
)
の
崕
(
がけ
)
を
累
(
かさ
)
ねた、漆のような波の間を、
幽
(
かすか
)
に
蒼
(
あお
)
い
灯
(
ともしび
)
に照らされて、白馬の背に
手綱
(
たづな
)
したは、この度迎え取るおもいものなんです。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
良心の呵責に耐え切れず、漸く見出した隙間を見て、お鉄の家の裏庭から、
崕
(
がけ
)
を雑草に
縋
(
すが
)
りながら、谷地の稲田の
畦路
(
あぜみち
)
にと降りた。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
「なんにも考えていやしないが、陰になった
崕
(
がけ
)
の色が、あまりきれいだもんで……紫に見えるでしょう。もう秋がかって来たんですよ。」
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
崕(がけ)の例文をもっと
(33作品)
見る
崕
漢検準1級
部首:⼭
11画
“崕”を含む語句
断崕
崕上
懸崕
裏崕
崕下
崕道
切崕
天崕
崕地
崕穴
崕花
巉崕
斷崕
“崕”のふりがなが多い著者
国木田独歩
上司小剣
有島武郎
江見水蔭
泉鏡花
小島烏水
江戸川乱歩
三遊亭円朝
徳田秋声
泉鏡太郎