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畦路
ふりがな文庫
“畦路”の読み方と例文
読み方
割合
あぜみち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぜみち
(逆引き)
良心の呵責に耐え切れず、漸く見出した隙間を見て、お鉄の家の裏庭から、
崕
(
がけ
)
を雑草に
縋
(
すが
)
りながら、谷地の稲田の
畦路
(
あぜみち
)
にと降りた。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
その蘆の根を、折れた葉が網に組み合せた、裏づたいの
畦路
(
あぜみち
)
へ入ろうと思って、やがて
踏
(
ふ
)
み出す、とまたきりりりりと鳴いた。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
麦と
葡萄
(
ぶだう
)
で
青白
(
あおじら
)
んだ平野の面に赤と紫の美しい線を
彩
(
いろ
)
どるのは、野生の
雛罌粟
(
コクリコ
)
と矢車草とが
総
(
すべ
)
ての
畦路
(
あぜみち
)
と路傍とを
埋
(
うづ
)
めて咲いて居るのである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
畦路(あぜみち)の例文をもっと
(6作品)
見る
畦
漢検準1級
部首:⽥
11画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“畦”で始まる語句
畦
畦道
畦畔
畦間
畦中
畦畝
畦塗
畦豆
畦竝木
畦離
“畦路”のふりがなが多い著者
与謝野寛
徳冨蘆花
江見水蔭
谷崎潤一郎
泉鏡花
与謝野晶子