“崕道”の読み方と例文
読み方割合
がけみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崕道がけみちにかかります、なるべく、左の方へ寄っておあるきなさいませ」そう注意しながら——「お師さま」と、性善坊は改まっていった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
綱にて結びて𢌞らぬやうにし片輪のみにて落し下すに石にきしりて火花をいだす凄じさたとへていはんやうもなし又本山もとやま熱川にえがはの間なりし崕道がけみちくえて往來なり難きにより木曾川の河原へり川を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
崕道がけみちがきれると、ややひろい、平地ひらちへ出た。一乗院までには、もう一つの峰をめぐらなければならない。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)